上場企業の経理でキャリアアップ|開示・M&A・監査対応の最前線へ
ENECHANGE(エネチェンジ)は、M&Aや資本業務提携を含む財務戦略を強化し、事業の成長加速を目指しています。その一環として、中部電力ミライズとのEV充電事業の合弁会社化や、伊藤忠エネクスとの資本業務提携を実施しました。財務基盤を強化して中期経営計画を策定し、さらなる成長に向けた準備を進めています。
同時に、上場企業としての会計・経理機能の強化も推進中です。コンプライアンスを徹底しながら、スピード感のある経営を支える柔軟な経理組織を目指しています。 事業の拡大に伴い、より高度な経理機能が求められる中、これから会社とともに成長していきたいという意欲の高い人材を募集しています。
今回は、経理マネージャーのMさんに、ENECHANGEの経理業務の特徴や、ここで得られるキャリアの可能性について詳しく聞きました。
開示業務・M&A・経営企画にも挑戦できる上場企業の経理職
――ENECHANGEの経理業務には、どのような特徴がありますか?
M経理マネージャー(以下M):ENECHANGEは「エネルギーの未来をつくる」というミッションのもと、エネルギー業界の変革をリードする企業として成長を目指しています。その成長戦略の一環として、M&Aや資本業務提携を推進し、事業拡大と財務基盤の強化を進めています。
経理チームは、事業の成長を財務面から支える重要な役割を担っています。決算業務や適時開示といった上場企業としての基本業務を担いながら、M&A後の経理統合や新規事業の財務対応など、通常の経理業務から枠を広げ、積極的に関与しています。
――具体的には、どのような業務を担当しますか?
M:日々の経理業務としては、月次・四半期・年次決算の進行、仕訳処理、債権債務管理、固定資産管理、税務申告の準備などがあります。また、上場企業として適時開示や監査法人対応も重要な業務のひとつです。
監査法人対応では、適正な財務報告を行うために、会計基準の最新動向を把握し、適切な財務情報を開示する役割を担っています。監査法人とは定期的に協議を行い、新たな会計基準の適用や内部統制の整備を進めています。
――M&Aや新規事業の立ち上げにどのように関わりますか?
M:ENECHANGEは、継続的なM&Aを成長戦略の柱のひとつとして掲げています。また、さまざまなコーポレートアクションを並行して検討・実施しており、経理としても多様な業務に携わる機会が多い環境です。
M&A後の統合では、買収先企業との会計基準の統一、連結決算の整備、税務・コンプライアンス対応を行い、財務面での円滑な統合を支えています。特に、異なる会計処理が求められる場合や、新たな会計ルールの適用が必要なケースでは、経理として適切な判断を行いながら、統合プロセスを推進します。
――その他、経理として関与する領域はありますか?
M:M&Aのほか、必要に応じて新規事業の財務対応を行うこともあります。事業部と連携し、適切な会計処理を適用することで、財務面から事業をサポートしています。
また、各種コーポレートアクションに伴う会計・税務の整理や、財務報告の精度向上にも取り組んでいます。経理の業務範囲は広く、決算業務や開示業務に加えて、こうした経営判断を支える役割も担っています。
スピード感とフルリモートを両立する経理チームの働き方
――ENECHANGEではスピード感が求められることが多いですが、経理業務においても同様でしょうか?
M:そうですね。日々の決算処理を進めながら、さまざまなプロジェクトが並行して動いているため、迅速な対応が求められます。特にM&Aや資本業務提携といったコーポレートアクションでは、相手企業や監査法人、ファイナンシャルアドバイザーなどの外部専門家との調整が不可欠です。帳簿データの提出や特定の買掛金の詳細リスト作成など、短期間で正確に対応しなければならない場面もあります。
――フルリモート環境でも、こうしたスピード感に対応できますか?
M:経理チームでは、毎朝チェックインのための朝会を行っています。Google Meetで顔を合わせて、業務の進捗共有だけでなく、雑談を交えながらコミュニケーションを取る場になっています。
また、必要に応じてMeetを活用し、リアルタイムでやり取りすることも多いですね。オフィスの隣にいるかのような感覚で、相談や確認をしながら業務を進めています。リモートワークでも、必要なときにはすぐに相談できる体制を整えており、オンラインでもスムーズに業務を進められる環境です。
――実際にフルリモートで働いている人はいますか?
M:私自身は東京近郊にいますが、他のメンバーは全国各地で勤務しております。場所にとらわれず働ける環境ですが、その分、適切な情報共有やチーム内での連携が重要になってきます。
求める人材と経理チームのビジョン
――どのような人材を求めていますか?
M:経理としての専門知識や実務経験はもちろん大切ですが、それ以上にチーム全体で業務を進める柔軟な姿勢や、変化に対応できる力が求められます。
たとえば、開示業務を担当するメンバーが忙しいときには、チーム全体でフォローし合うなど、状況に応じた臨機応変な対応が不可欠です。「自分の業務領域は月次決算だけ。それ以外は知りません」といったスタンスでは、チームとして機能しづらくなります。
また、ENECHANGEの経理業務は、決算や開示業務にとどまらず、M&Aのサポートや監査法人対応、新しい制度適用など多岐にわたります。特定の業務領域にこだわらず、状況に応じて業務を広げ、学びながら成長できる方がフィットする環境です。
――具体的にはどんなスキルや経験を求めていますか?
M:開示業務や監査対応の経験がある方はもちろん、監査法人での会計監査の経験を活かしたい方も歓迎しています。過去には、監査法人から経理未経験で入社した公認会計士がいましたが、監査対応の的確さが経理チーム全体の底上げにつながりました。現在、監査法人出身のメンバーがいないため、そうした経験を持つ方が加わることで、より強いチームになると考えています。
――現状のチームメンバーはどんな人がいますか?
M: 簿記1級、公認会計士のいずれかの資格を持つ少数精鋭のメンバーで構成されています。高い業務水準の環境でスキルを磨きながら、成長する機会が多いチームです。
ただし、全員がM&Aや経営企画業務をやりたいわけではなく、それぞれの適性や志向に応じたキャリアが築けるのが特徴です。上場経理として決算・開示業務を極めたい方や、専門性を深めていきたい方にとっても、十分に力を発揮できる環境があります。
――今後どのような経理組織を目指していますか?
M:現在、会計・経理機能の強化を進めています。そのうえで、コンプライアンスを徹底しつつ、成長フェーズにある企業のスピード感にも対応できる、柔軟な経理組織を作ることが重要だと考えています。
ENECHANGEでは、多様なバックグラウンドを持ち、それぞれの想いを胸に集まったメンバーが、エネルギーの未来をつくることに挑戦しています。
他の社員インタビューも、ぜひご覧ください。