趣味を仕事の原動力に!成果を上げ、チームを支える法人営業メンバーの挑戦

法人ビジネス事業部で、法人向けに高圧電力のプラン切り替えの提案営業を担当するTさん。2024Q3(7-9月期)VALUE AWARD(社内表彰制度)でIMPACT DRIVEN PRIZEに輝きました。営業成績だけでなく、チームメンバーの成長を支えるサポート力も高く評価されています。趣味のスノーボードがきっかけで営業職に挑戦し、今ではENECHANGEで仕事とプライベートを充実させる日々。Tさんの挑戦する姿勢、その秘訣に迫ります!

同じエネルギー業界から、柔軟な働き方を求めてENECHANGEへ


――Tさんの今の業務内容を教えてください。
T:法人ビジネス事業部の営業として、法人向けに高圧電力プランの切り替え提案を行っています。
 
――近い業種からの転職で入社をされたと伺いましたが、どんな経緯があったのですか?
T:前職では太陽光パネルなどの省エネ商材の販売営業を担当していました。会社では電力の小売販売も行っていたため、その中でENECHANGEの存在を知っていたんです。当時は自社で取り扱う商材を販売するスタイルでしたが、「エネチェンジ」のように中立的な立場で営業できるのは面白そうだなと興味を持っていました。
 
――同じエネルギー業界で、時にはライバルにもなり得る会社から、ENECHANGEへの転職を決めた理由は何ですか?
T:プライベートも充実させたくて働き方を見直していた時に、最初は何となく面接を受けてみたところからスタートです。最終選考の「チャレンジ」では、「省エネ商材をエネチェンジでどう売り上げにつなげるか」というテーマに取り組みました。これまで培ってきたノウハウが活かせそうだと感じましたし、ゼロから事業を立ち上げる経験にも魅力を感じて、入社を決めました。
 
――働き方を理由にENECHANGEに入社してから2年半。求めていた環境で働けていますか?
T:働き方の環境は、思っていた以上に非常に良くなったのが正直なところです。営業職として数字を達成することは求められますが、「絶対にこうやって仕事をしてください」という決まりや、活動量や時間で評価される風潮もありません。自主性を持って取り組ませてくれる環境で、自分のペースで柔軟に業務に取り組めるのは非常にやりやすさを感じています。

タフに挑み続けた新規事業の1年半


――入社直後は、最終選考「チャレンジ」の内容通り、当時の法人ビジネス事業部にはなかった「再エネ商材の販売事業」の立ち上げを任されたそうですね。柔軟な環境だからこそ、新規事業の立ち上げは相当大変な挑戦だったのではないですか?
T:そうですね。思っていた以上に事業を立ち上げるのはハードルが高かったです。営業以外にも、法律や制度の知識をキャッチアップする必要があり、それまであまり関わったことがなかった分野との調整もうまくいかず、かなり苦労しました。
 
――思うように進まず苦しい時期もあったと思いますが、どのように乗り越えたのですか?
T:「まずはやってみよう」「とにかく当たる」ということしかできませんでした。その頃、新規事業のために入社してくれたメンバーもいたので、「心折れていられない」と思い直して、皆さんのおかげで頑張ることができました。ただ、最終的には、1年半で新規事業の立ち上げを断念することになり、今の電力プランの切り替え営業にシフトしています。
 
――実を結ばなくても、常に挑戦し続けるタフさが田中舘さんの魅力ですね。
T:それは前職の会社でいい意味で鍛えてもらいました(笑)

苦戦でのスタート 地道に掴んだ成功のカギ


――Tさんは現在、法人向けの電力プランの切り替え提案営業を担当されていますね。チーム異動からちょうど1年を迎えますが、最初から順調でしたか?
T:最初の3か月間は、目標の10%以下が続いて相当苦労しました。自分ができる範囲での活動数はとにかくやり続けるしかないと思い、オンラインに限らず、千葉の県境や那須塩原の企業まで訪問して、営業活動に時間を投資していました。商談数を増やすことで、少しずつやり方が見えてきましたが、最初は営業成績が伸びなくて不安でした。
 
――営業成績が伸びたきっかけは何ですか?
T:電力の切り替えは、契約満了のタイミングが大きなポイントになります。多くのプランでは契約期間が決まっていて、タイミングを逃すと違約金が発生することもあり、制約が多いんです。中立的な立場で各電力会社のプランを案内しながらも、契約期間やタイミングを意識して話を進めることで、お客さんが納得して意思決定ができるようにサポートする感覚が身に付きました。そのあたりから、自然と成績も上がり始めました。

メンバーへのフィードバックで自らもスキルアップ


――その苦しい時期を乗り越え、チーム異動から半年で社員表彰「VALUE AWARD」で、IMPACT DRIVEN PRIZEに選ばれるとは大躍進ですね! 受賞理由には、個人業績だけでなく、チームメンバーへのサポートも評価されていました。どんなサポートをしたのか、教えてください。
T:営業チームメンバーの商談に同席したり、ロールプレイングを行い、一人一人にフィードバックをしました。レクチャーを行ったメンバーが営業成績を伸ばしていくのを見て、素直に嬉しかったですし、活躍するメンバーを頼もしく感じていました。
 
――自分の目標数字以外にも、チームの営業力を底上げするために指導役を任されたのですね!営業チームとしてどんな課題を抱えていたのですか?
T:以前はエネチェンジのホームページ経由で、お客さんから見積もり依頼をいただいて、営業側はその依頼に対応するケースがほとんどでした。しかし、ちょうど2024年Q3からはアウトバウンドチームが新規のお客さんに電話で直接アプローチし、「電気代の見積もりを試してみませんか」「明細書をいただけませんか」と声をかける仕組みが増えました。興味を持ってもらったお客さんはアウトバンドチームから営業に引き継ぐ形になったのですが、営業サイドからアプローチしても商談につながらないケースが多く、課題となっていました。
そこで、営業チームのロールプレイングの内容を大きく変えることを提案して、Tマネージャーにも協力してもらい、アウトバウンドリードの最初の対応方法にフォーカスして練習を重ねました。
▼Tさんと同じチームでマネージャーを務めるTさん
 
――メンバーにレクチャーをする一方で、個人としても成果を出せた秘訣は何ですか?
T:前職の経験を活かしてレクチャーをしていたのですが、フィードバックしてアウトプットすることが、自分の営業スキルを改めて見直す機会にもなりました。商談に同席したりロールプレイングを実施することで、疑似的に商談経験を積むこともでき、チームのための取り組みが自分のスキルアップにもつながりました。

「脱炭素経営のコンサルティング」で『エネルギーの未来をつくる』実感


――実際にチームメンバーに伝えている、商談につなげるための秘訣を教えてください。
T:「お客さんの質問以上のことを聞くこと」です。経理担当や経営企画の方からの問い合わせが多いのですが、単純に電気代の削減が目的なのか、企業として脱炭素経営の課題を抱えているのかで、提案内容が大きく変わります。
たとえば、会社からの「脱炭素を進めてくれ」というミッションを受けて担当者が動いている場合でも、「コストを抑えたい」という条件がついていることがあります。その一方で、現場担当者は「お金をかけずに脱炭素は無茶だ。太陽光パネルを買ってくれよ」といった本音を抱えていることもあります。状況を丁寧にヒアリングしながら、折衷案や最適なプランを提案することで信頼を得ることを心掛けています。
 
――電力プラン切り替え提案の枠を超えて「脱炭素経営のコンサルティング」を手掛けているんですね。
T:「『脱炭素』とか『カーボンニュートラル』に向けて『何か』はやらなきゃいけないけど、何をやればいいの?」という漠然とした質問が多く、明確なロードマップを持っている企業はまだ少ないんです。ENECHANGEとして今できることを提案し、例えば太陽光パネルの設置やエアコンの交換工事をご紹介することもあります。
1つの企業の脱炭素化の課題を解決したり、電力自由化でスイッチング活動(電力プランの切り替え)もどんどん続けていけば、ENECHANGEのMissionである「エネルギーの未来をつくる」につながっていくと感じています。
 
――今後のキャリアで挑戦したいことはありますか?
T:まずは、メンバーの成長に貢献して法人ビジネス事業部としての売上の最大化を目指すことです。そして、できることならタイミングを見て、省エネ商材の販売も事業として整えたいとずっと思っています。負けず嫌いなので、負けたまま終わるのが嫌なんです(笑)

スノーボードから始まる、仕事への想い


――ところで、そもそもどうして自動車のメカニックから前職の営業に転職されたのでしょうか?
T:実はスノーボードがきっかけなんです(笑)。年中滑って練習できる施設が関東にしか整っていなくて、上京して新しい挑戦をするタイミングかなと思い、仕事を探し始めました。その中で、営業という職種も視野に入れていたところ、前職が未経験でも採用してくれるという懐の広さを見せてくれて、そこに決めました。もちろん不安はありましたが、当時はまだ20代でしたし、もし数年挑戦してうまくいかなければ、メカニックとしての資格もあるので、そちらに戻ればいいかなと思い切って転職しました。
スノーボード上級者の田中舘さん(素敵な写真!!)
スノーボード上級者の田中舘さん(素敵な写真!!)
 
――趣味のために仕事を変えてしまうとは驚きです!前職からENECHANGEへの転職も「プライベートの時間の確保」がきっかけでしたね。今も雪山に限らず、一年中スノーボードの練習を続けているんですか?
T:はい、続けています。ただ、昨年ぐらいから夏はサーフィンに力を入れるようになって、今は「夏はサーフィン、冬はスノーボード」に変わってきています。どちらも共通して言えるのが自然ありきのスポーツなので、調整が出来ない部分が多いのが楽しみです。同じ場所に行っても日によってコンディションが違うので。
 
――思い通りにいかないことに挑むことが楽しいとは…やはり負けず嫌いですね(笑)趣味と仕事で繋がるところはありますか?
T:特にスノーボードは温暖化による雪不足が最近問題視されているので、ENECHANGEの取り組みを通して温暖化の改善に貢献できればいいなと思っています。あとは個人的な野望ですが、資金的に厳しいスノーボード業界のために、いつかスポンサー企業になれたらいいですね。そのためには、売上をもっともっと増やさなくては(笑)
 

ENECHANGEでは3か月に一度、社員の行動指針であるValueの観点に基づいて社員表彰「VALUE AWARD」を行っています。Tさんはハイパフォーマンスが称えられ、2024Q3(7‐9月期)のIMPACT DRIVEN PRIZEに選ばれました。
ENECHANGEでは、多様なバックグラウンドを持ち、それぞれの想いを胸に集まったメンバーが、エネルギーの未来をつくることに挑戦しています。
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