PdM×デザイナーが語る、「エネルギーを選ぶ」を常識にする「エネチェンジ」制作秘話

ENECHANGEでは「『エネルギーを選ぶ』を常識にする」ことを目指し、電力・ガスの切替プラットフォーム「エネチェンジ」を提供しています。
本記事では、そんな「エネチェンジ」のサービス企画・開発を担うプロダクトマネージャーのS.Yさん、K.Tさんのお二人にインタビューを実施しました!
 
「エネチェンジ」のサービスページはこちらです。
 
「エネチェンジ」を運営するプラットフォーム事業について詳しくは下記解説記事もご覧ください。

プロフィール

新卒から一貫してWebサイトの企画・運用・ディレクション等に携わる。自社サービスの立ち上げや広告運用、UI/UX改善など携わった領域は幅広く、また扱った商材も多岐に渡る。これらの経験を活かしてユーザーに寄り添った比較サイトの企画・運営に携わりたいという想いから2025年1月にENECHANGEへジョイン。入社3ヶ月でValue表彰を受賞。
 
大学卒業後、映像編集やデザイン、Web制作に携わったのち、フリーランスのデザイナーとして独立。UI/UXデザイナーとして再び企業へ就職しサービスのUI/UX、ビジュアルデザイン、イラスト、コーディングと幅広く活躍。2023年6月にENECHANGEに事業部の一人目デザイナーとして入社し活躍中。
 

これまでの経験を活かして「エネチェンジ」の課題に取り組みたい

──まずは、入社の経緯と現在の役割を教えてください。
S:私はこれまで様々な比較サイトの企画やディレクションに携わってきました。
ENECHANGEからは転職サイトでスカウトをもらって、私の強みでもある「比較サイト」の領域でプロダクトマネジメントに携われるということでエントリーしました。
入社の理由は「エネチェンジ」の課題を解決したいと思ったからです。
例えば「エネチェンジ」のメイン機能である電気料金のシミュレーションについて、毎月変動する燃料調整費の算出方法など、より納得感のある結果を出すところに改善の余地があると感じていました。
比較サイトとして正確で納得感のある情報を提供したいという想いと、そこに自分が貢献できるイメージが沸いたことから入社を決めました。
現在はプロダクトマネージャーとして、日々の企画・改善の提案や優先順位付け、進捗管理や関係者との調整などをしています。
K:私は映像編集やWebサイト制作、グラフィックデザイン、UI/UXなどクリエイティブ領域に幅広く携わってきました。
ENECHANGEのことはWantedlyで声をかけてもらって知りました。
当時、デザイナーがいないチームだったのですが、社会貢献性の高いサービスに携われることや、一人目だからこそ自分の手で環境を作っていけることに魅力を感じて入社しました。
現在はUI/UXデザイナーとして、「エネチェンジ」のUI設計やLP、バナーなどのクリエイティブ制作、デザインの観点からの改善提案などを担当しています。

数字を動かすための、本質的なUI改善

──実際にプロダクトの改善をする中で、印象的だった取り組みを教えてください。
S: 現在も継続して取り組んでいるプロジェクトですが、申し込みフォームのリニューアルに注力しています。
改善活動は成果に繋がりやすい箇所から優先的に実施することを意識しており、まずは申し込みに直結するフォームの改善に取り組むことを決めました。
「エネチェンジ」は多数の電力会社と提携しており、申し込みまで行えますが、電力会社により契約に必要な情報が異なるため、フォームをカスタマイズ開発しています。
申し込み獲得に向けてフォーム周りのUI/UXの改善が重要である一方で、長らく改善に手がつけられていなかったため、1社ずつ改善を進めています。
まだリリースしたのは1件ですが、ユーザーがよく変更する選択肢をデフォルト化したり、エラー時のUIを改善することでフォーム完了率が1%程度上昇しました。
また引越し向けシミュレーションの結果を電気・ガス・その両方でタブ表示する提案も行いました。
2025年3月には電気やガスの切替のタイミングとして多く挙げられる「引越し」の際に電気とガス両方の手続きを一貫して行えるように、「ガスの開栓受付」機能を新たに追加しました。
電気とガスのセットプランを提供している事業者もあり、そのシミュレーションも併せて行います。
この際、シミュレーション結果のページにセットプランをそのまま表示するとCVの悪化が懸念されるため、ユーザーが見たい情報を手軽に見られる構成を検討し、タブで切り替えられるように設計しました。
 
電気とガスのタブ切替(2025年4月30日時点)
電気とガスのタブ切替(2025年4月30日時点)
 
K:私は入社直後に、「エネチェンジ・マイエネルギー」という当時開発中だった新サービスのデザインを任されたのが印象的でした。
リリースまで時間もない中で急遽任されることになり、キャッチアップと並行しながら急ピッチで進めました。なんとかリリースには間に合いましたが、当時が一番大変だった記憶があります。
Sさんと一緒に取り組んだプロジェクトでは、「オススメの電気料金プラン」の特典表示の変更などが挙げられます。
「エネチェンジ」のサイトではキャンペーンや特典も考慮した料金シミュレーションが可能で、それに応じてオススメの料金プランをピックアップして表示しています。
キャンペーンには電力会社が公式に実施しているキャンペーンと、エネチェンジ独自の限定特典があります。
これらはユーザーにとって意味が違うので、それぞれ視認性に差をつけて表示しました。ただ目立たせればいいというわけではなくて、情報を“正しく伝える”という意識でデザインしています。
 
オススメの電気料金プランの特典表示(2025年4月30日時点)
オススメの電気料金プランの特典表示(2025年4月30日時点)
 

共通認識を持ち、連携しながらさらに良いプロダクト作りを目指す

──お二人やチームでは、どのように連携してプロダクトをつくっているのでしょうか?
K:日々のコミュニケーションについてはオンラインが基本で、チームや部署のメンバーとGoogle Meetでの定例MTGやSlackなどを通じて密にやり取りしています。
Sさんとは担う役割が異なりますが、同じチームに所属しているので朝会などで毎日顔を合わせてコミュニケーションをとっています。Sさんはキャッチアップがとても早く、社歴は浅いですがすでに頼りにしています。
S:私もKさんとは起案から開発、リリースまでの流れなど共通認識があると感じていて、多くを言葉にしなくても通じあえる信頼感を持てています。
工数感や進め方、ボトルネックになりそうな点などをお互いに把握しながら優先順位を柔軟に調整しながら進められるのでとてもありがたいです。
 
──今後取り組みたいことを教えてください
K:よくフィードバックをいただくポイントでもありますが、サイト上の情報量が多いのが課題だと思っています。これをデザインで解決し、ユーザーに的確にお得なプランとその理由などを伝えられるようにしたいと思っています。
S:私はサービスの拡大に向けた改善に取り組みたいです。
例えば料金シミュレーション機能について、現在は誰でも使える設計になっており、途中で離脱してしまったユーザーへのアプローチの手段を持っていません。
料金シミュレーションは「エネチェンジ」のコアであり価値ある機能でもあるので、会員制にして情報を取得するなど、これを通じて得たユーザーとの接点を最大活用できるような体制を作れると良いと思っています。

エネチェンジの企画・改善は難しく、面白い

──「エネチェンジ」の企画・開発に携わるやりがいや面白みを教えてください。
S:比較サイトの特性でもありますが、一定の構成があるので、改善によって影響が出る箇所の予測がしやすいのが面白いです。自分の施策が数字として表われて、変動するのを見れるので改善のしがいがあります。
K:ENECHANGEは日本で電力自由化が始まった当初からサービスを提供し続けており、技術的にも業界をリードできているものと考えています。特に「料金シミュレーション」をオンラインで簡単にできるのは「エネチェンジ」の特徴です。
だからこそ、古くなってきた部分を改善しながら、新たな価値を生み出し続ける必要があり、とてもチャレンジングで面白いと思います。

まだまだ変えられることがある。もっと良くしていける。
そんな想いを持ってくださる方からのご応募を、お待ちしています。