お客様に伴走し課題を解決する|ENECHANGEの現場で求められるディレクターの役割とやりがい

ENECHANGEでは「デジタル化でエネルギーをより効率的に」することを目指し、電力・ガス会社・EVサービス向けクラウド型DXサービス「エネチェンジクラウド」を提供しています。
「エネチェンジクラウド」には複数のサービスがあります。
こうしたサービスの提供やお客様の課題解決を担うのがENECHANGEのディレクターです。
本記事では、ディレクターとして長らく活躍し、現在はプロダクト推進部の部長を担うIさんのこれまでのキャリアと現在の業務を紐解きながら、ENECHANGEでのディレクター職のリアルをお届けします。
最後には一緒に働くメンバーから見たIさんへの印象やお人柄も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

プロフィール

前職では広告宣伝部にてWeb制作や印刷物制作、SEOや広告運用などを幅広く経験。12年間働いたのち、2018年にENECHANGEに入社。その経験を活かしディレクターとして活躍し、現在はエネルギークラウド事業部のプロジェクト推進部長としてサービスの提供や品質、成長を牽引している。

前職で磨いた叩き上げのスキルを武器にENECHANGEへ

──これまでのご経歴について教えてください。
I:前職では12年間、広告宣伝部で、マーケティングや広告に関わるあらゆる業務に携わりました。
Webサイトのデザイン・制作・運用、Web広告、SEO、パンフレットやチラシといったDTPデザインや撮影・ライティング、販促ツール制作まで本当にいろんなことに関わっていましたね。
当時は残業もそれなりにありましたが、その分いろんな実践経験が積めたので、多少の忙しさには動じない体力は身についたと思います。(笑)
今はそうした経験を活かしつつも、チームで無理なく働ける環境づくりを意識しています。
 
──そこからENECHANGEに転職されたきっかけは?
I:前職の会社が売却されて経営体制が変わったのがきっかけです。
自分のキャリアやスキルを見直すのに良い機会だと思っていたところ、イベントで出会ったENECHANGEの社員から声をかけてもらって入社しました。
入社の決め手は事業が幅広く、面白みを感じたことです。ENECHANGEは電気の切替プラットフォームの「エネチェンジ」だけでなく、BtoB SaaSやシステム開発などのサービスもあり、当時の会社より面白いことができるのではと思いました。

「自分で決めて、動かしていく」──ディレクターという仕事

──現在の業務内容について教えてください。
I:エネルギークラウド事業部のプロジェクト推進部長としての業務に加え、部内のディレクションチームのマネージャーも兼務しており、ディレクターのプレイヤーとしても業務をしています。
ディレクターとして携わっているサービスは「エネチェンジクラウド Marketing」です。
「エネチェンジクラウド Marketing」では、ENECHANGEが創業以来提供している電力切替プラットフォーム「エネチェンジ」の運営で培ったノウハウを活かして、ユーザーの切替検討、申込・顧客管理に特化したサービスを提供しています。
 
ディレクターは、新規案件の場合は、営業メンバーが初期対応をしたあと、要求整理や要件定義の段階から入って、開発チームやクライアントと調整しながらプロジェクトを推進します。
運用フェーズに入るとお客様に伴走しながら相談を受けた課題を解決したり、改善提案やクロスセル・アップセルなどを行うカスタマーサクセスのような役割も担います。
プロジェクトをしっかり進捗させる、不具合の発生を抑える、お客様に伴走しながら課題解決に取り組み満足度を上げる、そして解約を抑えることがディレクターの主なミッションです。
私たちはこの仕事をプロジェクトマネージャーではなく、ディレクターと呼んでいます。
プロジェクトマネジメントは「計画されたプロジェクトを適切に管理・対応し、成功に導くこと」が求められますが、ディレクションでは「プロジェクトそのものを自分で決めて動かしていくこと」が求められます。
全体の方針やクオリティの最終判断まで担う、まさに指揮者のような存在だと思っています。
 
──実際のプロジェクトで印象に残っているエピソードはありますか?
I:直近だと、ある電力会社からの案件で、リリースまで1ヶ月を切っている中、他社ベンダーの開発が間に合わず、「ENECHANGEさんしか頼めない」と相談がありました。
メンバーで知恵を出し合い、ENECHANGEで持っている既存機能をカスタマイズすればなんとか対応できそうだったので、リリースに間に合うように要望や要件を再調整して、エンジニアと一丸になって開発を進めました。
エンジニアには負担もかけてしまいましたが、一致団結してなんとか課題を解決できた時には「やりきったな」と思いました。
この成果によってチームで四半期のValue表彰も受賞することができ、事業者様からも感謝の言葉をいただけて嬉しかったです。
 
とはいえ、無理なものは無理と断る判断も必要です。
「誰も不幸にならない」ラインを見極め、妥協ではなく、代替案を提示してお客様とプロジェクトメンバーで納得感を持ちながら進めることを大切にしています。
こうして無理なく持続可能な関係性を構築しながら、お客様から頼られる存在になることが、ディレクターに一番求められ、評価される姿勢だと考えています。

チャレンジに前向きでワンチームなカルチャー

──エンジニアとの連携で意識していることはありますか?
I:特に技術面では専門的な知識レベルを揃えるのが難しいので、共通認識を持つことにこだわっています。お互いの前提がズレていると、想定外のアウトプットになってしまいます。
なので、できるだけ同じ言葉で認識をあわせながら話せるように心がけています。目的や背景を丁寧に伝えることも大事ですね。
エンジニアのメンバーも技術的な話をわかりやすく伝えようと歩み寄ってくれるので、良いチームだと思っています。
 
──チームの雰囲気を教えてください。
I:所属しているエネルギークラウド事業部全体の雰囲気ですが、自分の担当じゃなくても困っていたら助ける、という空気があります。
非常に数が膨大で、こなすのが大変な業務が発生し担当者が困っていた際に、事業部全体がお祭りのように盛り上がり、協力して取り組んでいた様子などが印象的で、こうした「チームのために」というスタンスの人が多いのでとても働きやすいです。
 
──最後に、どんな人と一緒に働きたいと思いますか?
I:興味があることに対して自分から動ける人です。チームにも特定の領域に閉じるのではなく、チャレンジに前向きな人が多いです。
また、「エネチェンジクラウド」には私が携わっている「エネチェンジクラウド Marketing」以外にも複数のサービスがありますので、そういったところと横断的に連携しながらシナジーを生むような動きも一緒にできるととても面白いのではないかと思っています。

他のメンバーから見たIさん

Iさんと日々近くで働くチームメンバーのBさんと、エンジニアとして連携してプロジェクトを進める機会の多いKさんのお二人に印象や仕事ぶりについてお話を伺いました。

チームメンバー:Bさん視点

Iさんは、知識も非常に広く深く、電力分野に限らず、マーケティングや広告、デザインにまで精通していて、クライアント対応の場面でも頼りになります。
マネジメントにおいては、細かく指示を出すというよりは、自主性を尊重してくれるタイプで、自分で考えながら裁量を持って働けるので私に合っていると感じます。一方で困ったときにはピンポイントで的確にサポートをしてくださって、そのバランスが程よくて働きやすいです。
 
またお客様からご要望があった際に「なぜそれをしたいのか?」を大切にする姿勢はIさんから学びました。やりたいことだけでなく背景やその裏に隠れた本当の課題を理解することで、別のアプローチをご提案できることもあり、お客様も自分も納得感を持ちながらプロジェクトを進められます。
私はチームで唯一のフルリモート勤務なのですが、カジュアルな情報共有を目的とした「四方山会」を定期的に開催してくださり、孤立を防ぐ仕組みを自然に作ってくださっています。こうした気遣いもとてもありがたいです。

エンジニア:Kさん視点

Iさんは、視野がとても広く、業務やコミュニケーションにおいては細やかな気配りをしてくれるのでとても仕事がしやすいです。
まずレスポンスが非常に早く、急ぎのタスクはしっかり優先度や対応期限を明示し、そうでないものは余裕を持ったスケジュールで依頼してくださるので、こちらも安心して優先順位をつけて進められます。
 
特にありがたいのは、要件をまとめる際に、お客様とのやりとりだけで完結させず、事前に開発チームを巻き込んでくれることです。
技術的な実現可能性や懸念点を事前に確認した上で、現実的な要件に落とし込んでくれるので、開発側としても無理のない形で案件に臨めます。
こちらが気づけていないシステムのインフラにかかるコストや運用負荷の増加等のリスクに気づいてくれることもあり、非常に助かっています。
 
また、ある新規開発のプロジェクトを立ち上げる際に、私がドメイン設定やセキュリティ、認証まわりなど細かな仕様調整のために事業者様と直接コミュニケーションをとっていたのですが、他の事業者様の新規開発案件でも同様に確認すべき点を洗い出して、その後はディレクター側で確認をしてくれるようになったのは印象的でした。
プロジェクトが円滑に進むように常に案件や仕事の進め方を改善していただいていると感じます。

ENECHANGEでは、Iさんのチームで働くディレクターを募集しています。
お客様の課題を解決し、活躍したい方からのご応募をお待ちしています!